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QJ佐々木彩夏特集感想

      2015/12/19


表現者、佐々木彩夏

僕が初めて買ったももクロのDVDは、ももいろクリスマス2011でした。このとき佐々木彩夏は中学3年生。

登場シーンかられにちゃん、ももか、しおりんがほとんど泣き顔の中、最年少の彼女はどこか余裕のある笑みをみせていた。

実際の彼女の心境がどうだったかは知らないが、その姿を見て僕は驚嘆した。なんて胆の座ったやつだ、と。

それからも佐々木彩夏は僕の目にはいつだってどっしりと構えている、揺るぎない存在に見えた。どんなことがあっても、彼女なら大丈夫と思わされてしまうような安定感。

しかし、2014年、2度の骨折を経験し、悔しい思いをした佐々木彩夏。骨折した状態でのイベントのとき、ステージに上がる前にあの佐々木彩夏が「怖い」と漏らしていたという。

しかし彼女は、そんな恐怖を振り切り、笑顔で大観衆の中へ飛び出していった。

彼女はいったいどれだけのものを抱え、どのように考えてこの世界を生きているのだろう。

自由に、冷静に、前向きに

今回の特集は、2015年3月、佐々木彩夏が高校を卒業するのとほぼ同時期に組まれたもので、取材はなんとパリ・ロンドンで行われている。

巻頭からの写真はどれも目を惹きつけて離さない彼女の魅力がぎっしりと凝縮されていて、本当に声にしてこうこぼしてしまった。「絵になるなあ」

ロケの様子は彼女の好奇心が強くて自由なところと、しっかりしていて他人を思いやるところがふんわりと調和した、素敵な雰囲気になっていて、読んでいてなんだか頬が緩くなった。

ももクロの特集をここまで1人づつ読んできたが、彼女たちの姿は読んでいて本当に心が温まる。ああ、素敵だなあ、と思わされる。

特に佐々木彩夏は、本当にきちんとした子だなあ、と思う。というか、おそらく学生なんてしている僕なんかよりも断然大人でしっかりとしているのではなかろうか。

ここ最近の彼女は「あーちゃん」なんて可愛いよばれ方をしたりして、甘えんぼさんキャラも増えてきた。そんな中でも彼女は冷静に、どんな時、どんな甘え方をどれだけすればいいのか、みたいなことを感じながらそうしているように思える。

それは怪我をしてからのこと。そうやって頼らざるを得なくなった状況のおかげで、彼女は弱さをみせて、頼ることができるようになった。また、いじられたりして自分をよりさらけだせるようになり、佐々木彩夏という人間の魅力はさらに増してきている。

この特集の中で彼女は「あーりんはつくっているわけではない」とはっきり言っている。さらには、自分の多面性を認めてすらいる。

それはきっと本当のことで、そうできるのは彼女の頭が良いからだろう。まわりのことやその場の空気がよくわかるから、その場その場に適応できる。しかも、それは自然とそうしているわけだ。僕らが心配するように、むりしているわけではない。

そこが彼女の自由でおもしろい部分で、目の前の流れに乗るのがうまいのだろう。流れが見えるし、それが自分のところにきたときに、むりして乗ろうとするわけではなく、自然に身を任せてその場にあった自分になれる。

そんな不思議な柔軟性は、プロとしての彼女の軸がしっかりしているからだろう。

表現者としての欲

頼られるのが好きという佐々木彩夏。そして、期待にしっかりと応えるポテンシャルもしっかりと備えている。

そんな彼女はもちろん妥協しない。ダンスでは気づかれないような細かい所作にまで気を使っている。

そして表現者として、もっと上を求め続けている。

楽しいノリだけではなく、歌声だけで心を動かせるくらいになりたい。彼女がそう言っているのを読んでいる時点で僕は、頭の中で「LinkLink」の歌いだしが脳内再生され、鳥肌が立った。もうほとんどそのレベルまできているんじゃないか。けれど彼女が目指しているのはもっともっと先なのだろう。彼女自身がそう思っているのを証拠に、佐々木彩夏の伸び代はまだまだあるに違いない。

まったく、末恐ろしい最年少だ。

また、客席を俯瞰で見て、絵の見える演出を考えることにも長けているらしい。冷静で、引き出しが多く、柔軟で、妥協しない。佐々木彩夏とは、1人のアーティストである、と感じた。

本当に彼女はこの世界のことをよく見ていて、そしてあたりまえのように前を見据えている。佐々木彩夏は本当に、天使だったりするのかもしれない。そう思わされるような姿を僕はずっと見ている。彼女の考え方や感じ方を読んでいると、心が明るくなるし、前向きになる。

アイドルっていう言葉がもっとキラキラして、もっと輝ければいいなって思う。

そんなことまで考えている表現者佐々木彩夏に、もはや「あっぱれ」以外の言葉がない。

こんな彼女が甘えられて、安心して身を任せられるももクロって、本当に素敵ですよね。

大丈夫じゃなくても大丈夫。あなたの帰る場所はいつだって、ここにあるんだから。

自由に冷静に大胆に、佐々木彩夏はこれからもっと飛躍していくことでしょう。

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